ローマの朝は、少しだけ早起きしてみると景色が変わる。
まだ空気に静けさが残る時間、7:00a.m.から動き出す市場へ向かう。
そこには、観光地としてのローマとは違う、生活のリズムがある。
カンポ・デ・フィオーリ広場。
色とりどりの野菜や果物、チーズ、オリーブ。
整然としているわけでもないのに、不思議と美しい。
この色彩に触れると、自然と体温が上がっていく。
昨夜は食べ過ぎたはずなのに、
試食のタプナードやチーズをつまんでいるうちに、
気づけばそれだけで満たされてしまう。
イタリアの“食”は、こうして日常の中に溶け込んでいる。
今回はアパルトマンに滞在して、少しだけ「暮らすように」過ごしてみた。
市場で食材を選ぶ時間は、その土地を知る一番の近道かもしれない。
特に野菜と果物は、その国の色そのものだ。
山積みにされたアーティチョークにも目を奪われたけれど、
さすがに調理のハードルが高くて今回は見送り。
それでも、次の朝はここで朝食を揃えようと思う。
そんなふうに思わせてくれる市場が、ローマにはある。
カンポ・デ・フィオーリ広場。
旅と日常の境界が、ゆっくりと溶けていく場所。
Campo de’ Fiori
Campo de’ Fiori, 00186 Roma RM, Italy
