コルニリアを抜け、
次はヴェルナッツァ。
ここは、
チンクエ・テッレの中でも
特に“完成度”が高い。
海。
港。
街並み。
断崖。
全部のバランスが、
異常に美しい。
でも、
ヴェルナッツァは
下から見るだけじゃもったいない。
少し登る。
汗かく。
息切れる。
でも、
その価値はある。
高台から見下ろした瞬間、
景色が一変する。
色鮮やかな家々。
小さな港。
そこへ押し寄せる、
リグーリア海。
そして、
背後には段々畑。
人が自然に抗いながら、
なんとか共存してきた景色。
“世界遺産”って、
こういうことかと思った。
ただ綺麗なだけじゃない。
暮らしの積み重ねが、
景観そのものになっている。
しかも、
ヴェルナッツァは港がいい。
守られている感じがある。
荒々しい海なのに、
どこか穏やか。
高台から見ていると、
時間の流れまでゆっくりになる。
船が入ってきて、
人が歩いて、
また静かになる。
チンクエ・テッレの中でも、
ヴェルナッツァは特別人気が高い理由が分かる。
“絵になる”を超えて、
もはや物語の世界なんだ。
Vernazza.
高台から見て初めて、この村の凄さが分かる。
