カプリ島は、
ナポリのついでに行く場所じゃない。
ここは、
単独で来るべき場所だ。
別世界だから。
古代ローマの時代から、
別荘地として選ばれてきた島。
理由はシンプル。
ここに来ると、
時間の使い方が変わる。
10㎢ほどの小さな島。
でも、
どこを切り取っても成立する。
群青の海。
翡翠の葡萄。
黄金のレモン。
それだけで、いい。
極上のシーフード。
ワイン。
リモンチェッロ。
それ以上、いらない。
この島では、
“何をするか”が重要じゃない。
どう過ごすか、だ。
ふと立ち寄った、
中腹の小さな店。
ハム。
チーズ。
オリーブ。
気さくに説明しながら、
試食させてくれる店主。
ワインもある。
野菜もある。
生活の全部が、そこにある。
そして、
島の住人たちが、
ふらっと現れる。
オリーブを買い、
果物を選び、
また去っていく。
この距離感。
この軽さ。
これが、
この島のリアルだ。
気づく。
理想は、
遠くにあるんじゃない。
こういう日常の中に、
普通に存在している。
Capri.
過ごし方が、すべてを決める。
