ローマは、
“点”で見る都市じゃない。
歩いて、
繋がっていく都市だ。
ナヴォーナ広場。
ローマらしい喧騒と、
開放感。
ベルニーニの噴水。
カフェ。
行き交う人。
観光地でありながら、
ちゃんと生活の流れも残っている。
でも、
この街の本質は、
その先にある。
広場を抜け、
細い路地へ入る。
石畳。
古い壁。
急に狭くなる視界。
そして、
突然現れる。
パンテオン。
何度見ても、
おかしい。
2000年近く前の建築が、
普通に街の中に立っている。
しかも、
“遺跡”として隔離されていない。
レストランも、
人の生活も、
全部その周りで動いている。
ローマでは、
歴史は展示物じゃない。
日常の中に置かれている。
だから、
歩いていて感覚が狂う。
時間の尺度が、
どんどん曖昧になる。
ナヴォーナ広場の賑わい。
パンテオンの静かな圧力。
まったく違う空気なのに、
歩けばすぐ繋がる。
この距離感こそ、
ローマの魅力だ。
巨大な歴史が、
特別扱いされずに存在している。
ただ歩いているだけなのに、
都市の層を横断している。
Roma.
永遠は、歩くことで見えてくる。
