オルレアンでブランチ。
Maison Cannelle
人気らしいその理由は、提供が早い、見た目よし、そしてほしいものが全部プレートに収まってる。
オルレアンには、“失敗の傑作”があります。
ロワール川を行き交ったワイン。
当時、輸送技術に難ある中で酸化してしまうワインも相当数あったと聞く。
パリへは運べない、それを分別するのもオルレアンの役割。
本来なら価値を失ったそのワインをオルレアンは捨てず受け入れた。
そして誕生した、オルレアン・ヴィネガー。
フランス最高峰のヴィネガーだ。
ロワール川は、マスタードシードはじめスパイスや樽材をも運びました。
ここでまた奇跡の出会い。
上質のマスターシードを石臼でゆっくり挽き、そこにオルレアン・ヴィネガー、in。
マスタードの誕生です。
樽でじっくり時間を掛けて、辛味だけではない、極上の酸味がそれを支え、刺激の奥に時間を残す。
その伝統は、Martin Pouretブランドとして受け継がれます。
ヴィネガーもマスタードもどちらも”失敗”や”変化”を否定しなかったから生まれた文化だ。
都市も人も同じなのかもしれない。
完璧だから価値があるのではない、変化を受け入れ、新しい意味を与えたとき、文化は生まれる。
捨てるのではなく、どう活かすか。
捨てる神あれば、拾う神あり。的な
最後に、もう一つのオルレアン。
パリをはじめフランス全土の「パン」を支える最高品質の小麦「Rétrodor」。
ここオルレアン産小麦ブランドです。
それらが全部プレートに収まった今日のブランチ。
一皿の上で、オルレアンという街が完成する。
Orléans.
文化は、捨てなかったものから生まれる。
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