ポジターノの美しさは、バランスでできている。<イタリア・ポジターノ>/Positano

アマルフィから再び船に乗る。

海から向かった先は、
ポジターノ。

Positano

アマルフィと並ぶ、
世界的なリゾート。

でも、

海から眺めた瞬間、
その違いが分かる。

断崖。

海。

カラフルな家々。

そのすべてが、
斜面に沿って積み重なっている。

どこか、

チンクエ・テッレにも似ている。

でも、
ポジターノには、

独特の“整い”がある。

視線の抜け方。

建物の配置。

色の重なり。

海との距離。

どこを切り取っても、
バランスが崩れない。

観光地というより、

完成された、
一枚の風景。

そんな印象だ。

そして、

その風景の中へ、
自分も入っていく。

何百段もの階段を、

上って、

下って、

また上る。

振り返るたびに、
景色が変わる。

海が見え、

家々が重なり、

その間を人が歩いている。

自然と都市。

海と崖。

色と光。

人と街。

どちらかが、
主張しすぎることがない。

美しいものは、

何かひとつが
突出しているとは限らない。

それぞれが、
ちょうどいい場所にある。

そのバランスが、

ひとつの風景をつくる。

そして気づけば、

自分も、
その絶景の一部になっている。

Positano.

美しさは、
バランスでできている。

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