4年ぶりのイスキア島。イスキア港からフォーリオ港へ。<イタリア・イスキア>/Ischia

4年ぶりの、
イスキア島。

Ischia

4年前は、
イスキア港へ。

今回は、
フォーリオ港へ。

4年前のナポリ港とはガラリと変わり、
こじゃれた港に変身していた。

あの時のナポリ港は、
フェリー会社の窓口も分かりづらければ乗船場も分かりづらい。
危うく乗り損ねる羽目になりそうな港だったけど、
すっかり面影もない。

小型から大型まで、
貨物船を除くほとんどの旅客船が集約されるターミナルが整備されたから便利。

案内板もきちんとあり、
待合フロアも冷房効いて快適だ。

ナポリ港を出て、

ヴェスヴィオ山を左に眺めながら、
約1時間20分の船旅。

イスキアは、

古代から続く温泉の島だ。

紀元前8世紀頃。

ギリシャ人たちは、
この島の温泉を利用していた。

そして、古代ローマ。

温泉は、療養だけでなく、
人々が集い、休息する場所へ。

16〜18世紀には、
医師たちが温泉の効能を研究。

19世紀になると、
ヨーロッパに広がった温泉療養文化とともに、

イスキアも、
近代的なスパリゾートへと変わっていく。

そして、
戦後。

ホテルや温泉施設が整備され、

世界から人が訪れる
温泉リゾートへ。

でも、

温泉の歴史を辿っていると、
もっと根源的なことに気づく。

温泉は、そもそも、
“設備”じゃない。

地球が生み出す、

“熱”だ。

地下で動き続ける熱が、

水を温め、地表へ湧き出し、

人の身体を温める。

その熱は、

時に、
破壊をもたらす。

ポンペイを一瞬で止めた、
ヴェスヴィオ山のように。

でも、

ここイスキアでは、

同じ地球の熱が、

人を回復させる力として
何千年も受け継がれてきた。

破壊する熱。
回復させる熱。

違うのは、
熱そのものではない。

自然の力と、
人がどう向き合うか。

自然に抗うのではなく、

その摂理を理解し、どう活かすか。

そこには、

これからの都市や暮らしにもつながる
ヒントがある気がする。

Ischia.

同じ熱が、
破壊し、回復させる。

その未来を、
肌で感じた。

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