昨夜のイカ墨パスタ。
あの一皿を食べて、
改めて感じた。
ドゥブロヴニクは、
海の街なんだ。
大きな漁港があるわけじゃない。
旧市街の港も、
決して大きくない。
それでも、
小さな漁船が海へ出て、アドリア海の恵みを
毎日、街へ運んでくる。
海老。
イカ。
タコ。
貝。
魚。
街は小さくても、
その食卓には、
しっかりアドリア海がある。
ならば、
今日のランチも、
海を食べよう。
昨夜歩いて気になっていた、
旧市街の路地裏へ。
Moby Dick
そして、
イカ墨、リピート。
今度はパスタではなく、
ドゥブロヴニクの定番。
Crni rižot
イカ墨のリゾット。
とことん、黒い。
そして、濃い。
でも、重くない。
しっかり硬さを残した米に、柔らかなイカ。
米が、イカ墨と魚介の旨味を
どんどん吸い込んでいく。
パスタもいい。
でも、リゾットになると、
アドリア海の旨味が、
ひと粒ひと粒に凝縮されていく。
まるで、小さな港から届く海を、
そのまま一皿に集めたようだ。
大きな漁港はいらない。
大きな街である必要もない。
海と暮らしが、
ちゃんとつながっていれば、その土地の味になる。
ドゥブロヴニクでは、海を眺める。
そして、その先に、
海を食べる。
Dubrovnik.
海の街は、
一皿でわかる。
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