ウィーンの中心へ。
そこで、
最初に向き合う。
シュテファン大聖堂。
Stephansdom.
ウィーンを象徴する、
ゴシック建築の大聖堂。
街の中を歩いていると、
建物の間から突然、
巨大な尖塔が空へ伸びてくる。
高さ約136メートル。
近くまで来ると、
見上げてもその全貌が収まらない。
そして、
印象的なのが屋根。
色鮮やかな瓦が、
巨大なモザイクのように幾何学模様を描いている。
現在の姿へとつながる
大聖堂の建設が始まったのは、14世紀。
それから700年近く、
この場所は、
ウィーンという街の時間をずっと見続けてきた。
中へ入ると、
街の喧騒が、すっと消える。
高い天井。
石の柱。
ステンドグラスから入る光。
そして、
この場所には、
モーツァルトの時間も残っている。
1782年。
コンスタンツェとの結婚式。
そして1791年。
35歳で亡くなった後、
葬儀もここで執り行われた。
人生の祝いも、
人生の終わりも、
同じ大聖堂にあった。
音楽の都・ウィーンで、
モーツァルトの人生までこの場所に刻まれている。
そして今も、
祈る人がいて、
鐘が鳴り、
その周りを、
街の日常が行き交っている。
歴史は、
保存されているだけじゃない。
今の時間と、
重なり続けている。
世界遺産、
「ウィーン歴史地区」。
その中心に立ち続ける、
Stephansdom.
Wien.
街の中心には、
700年の時間がある。
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