二つの街を、ひとつの川がつないでいる。<ハンガリー・ブダペスト>/Budapest

“ドナウの真珠”

ブダペスト。

ドゥブロヴニクといい、

ヨーロッパ、
真珠って付けたがる。

でも、

街を歩くと、
そう呼びたくなるのも分かる。

街の真ん中を流れる、ドナウ川。

この川が、
街を二つに分けている。

西の、Buda.

東の、Pest.

かつて別々だった街が、
ひとつになって、

Budapestになった。

その二つを結ぶ、

くさり橋。

ドナウ川沿いには、

国会議事堂。

王宮。

歴史的な建築が、
川を挟んで向き合っている。

そして、

その景観の一部は、
世界遺産。

街そのものが、

ドナウ川を中心に
つくられているのが分かる。

でも、

ブダペストを歩くなら、
もうひとつ知っておきたい。

この街の地下には、

“熱”がある。

ブダペストは、

世界でも珍しい温泉都市。

街のいたるところで、
温泉が湧き続けている。

古代ローマ。
オスマン帝国。
そして、
ハンガリー。

支配する者も、
時代も、
街の姿も変わった。

それでも、

人は、
この土地の湯に浸かり続けてきた。

だから、

ここでは温泉は、
特別なものじゃない。

日常だ。

地上には、
二つの街をつなぐドナウ川。

地下には、
何世紀にもわたり人を温めてきた温泉。

水と熱。

歴史と暮らし。

そのすべてが、
ひとつの街に共存している。

Budapest.

二つの街を、
ひとつの川がつないでいる。

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