なぜ、リラクゼーションは「事業」にならなかったのか

リラクゼーションは、ずっと誤解されてきた

リラクゼーションという言葉は、
長い間、同じ場所、同じ枠の中で“まとめられ”てきました。

それは、
「癒し」「ご褒美」「贅沢」という枠の中。

・スパ
・トリートメント
・マッサージ
・リフレクソロジー
・アロマ etc...

どれもリラクゼーションの一部でありながら、
問題は、
予防的療法なのか対症療法なのか、はたまた「癒しビジネス」なのか。

いずれにしても、それらは全部
個人の消費行動として扱われ続けてきたことにあります。


「癒しビジネス」が抱える限界

癒しビジネスの多くは、
「疲れた人」を前提に設計されています。

・疲れたら、行く
・疲れたら、受ける
・疲れたら、買う

日本特有の対症療法の領域ですね、これがずっとスタンダードでした。

しかし、それは、
疲れる構造そのものは改善されないということでもあります。
あくまでも個人に対する一撃な対処。

結果として、
疲れ → 癒し → また疲れる
という循環から抜け出せません。

このモデルでは、
リラクゼーションは社会を変える力を持てません。


事業にならなかった本当の理由

リラクゼーションが事業にならなかった理由は、
「需要がなかった」からではありません。

むしろ逆です。

あまりにも必要すぎて、 誰も構造として扱わなかったのです。

空気、水、インフラ。
それらは、日常に溶け込みすぎて、 意識されません。

リラクゼーションも、
本来はそのレイヤーに属する概念です。

しかし、日本ではそれらを、
「商品」に押し込めてしまい、「構造」と捉えて改革してこなかった。


リラクゼーションは「結果」ではない

リラックスプランニングが定義するリラクゼーションは、

・移動のストレスフリー
・荷物のストレスフリー
・街との距離感のストレスフリー

それらが整い、居心地、快適さにおいてココロの状態が
より良き状態に戻る、より良き状態を維持するよう導くこと。
つまり、過程(プロセス)であり、結果は人それぞれにより良き状態で訪れます。

だからこそ、
単発のサービスでは成立しない。

必要なのは、
仕組み、構造そのものの再設計です。


AsCAL®は「癒し」を売っていない

AsCAL®が提供しているのは、
「癒し」サービスではなく、荷物を預かるという、極めてシンプルな行為。

しかしそれによって、
移動が軽くなり、
ココロが軽くなり、
行動が変わる。
そんなふうに、一日の質が変わります。

これが、
本来の状態を乱していた構造を取り除いている小さくも確かなプロセスです。

だから、誰にでも効く。
だから、都市単位で効く。


リラクゼーションを「事業」にするということ

リラクゼーションを事業にするということは、
癒しを売ることではありません。

人が無理や我慢をしなくても成立する前提を、社会に組み込む作業を事業化するということです。

派手な大掛かりなことではありませんし、
即効性もありません。

しかし、
一度組み込まれると、街も、人も、旅も変わります。
こわじわと。

リラックスプランニングがやろうとしていることは、
その「当たり前」を、もう一度設計し直すことです。

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