オーヴェルニュ=ローヌ=アルプで古くから存在感を示す街、クレルモン=フェラン(Clermont-Ferrand)。
正直に言えば、
昔は、ヴォルヴィック(Volvic)の採水地に行くときの“通過点”だった。
ヴォルヴィックの採水地へ向かう途中、
立ち寄る街。
そのくらいの認識だった。
ヴォルヴィック。
ヨーロッパでは珍しい軟水。
だからこそ、
日本でも広く受け入れられた。
でも、
2020年で日本販売終了。
一時代を築いた水も、
静かに姿を消していった。
そんなクレルモン=フェランに、
もうひとつ世界的な存在がある。
MICHELIN。
本社が、ここにある。
そして、
想像以上に巨大だ。
日曜だから、
人はいない。
でも、
平日はきっと違う。
ここは、
モータリゼーションの夜明けの街。
車で、どこへでも行ける。
駅前じゃなくていい。
道さえあれば、
食べに行ける。
その発想は、
旅そのものを変えた。
そして、
MICHELINはそこに
“食”を接続した。
タイヤ会社なのに、
なぜレストランガイドなのか。
でも実は、
全部繋がっている。
もっと遠くへ。
もっと旅を。
もっと道を走ってもらうために。
旅と食を、
移動で結びつけた。
その思想は、
今の時代にも通じている。
ここに立っていると、
少し分かる気がする。
旅の形は、
時代ごとに更新されていく。
でも本質は変わらない。
人は、
“どこかへ行きたい”のだ。
Clermont-Ferrand.
道は、旅と食を繋いでいく。
Compagnie Générale des Établissements Michelin SCA
23 Pl. des Carmes Dechaux, 63000 Clermont-Ferrand, France
