ローマの中心には、ただ「人が集まる場所」がある。
スペイン広場。
誰もが知る場所でありながら、訪れると不思議と特別な空気を感じる。
photo on Dec 2015
photo on Dec 2015
photo on Jul 2022
広場からゆるやかに伸びるスペイン階段。
その段差に腰を下ろして、ただ時間を過ごす人たち。
観光地でありながら、どこか日常的で、
どこか余白がある。
ここでは、何かをする必要はない。
ただ、そこにいるだけでいい。
人の流れを眺めながら、
ローマという都市の呼吸に身を委ねる。
朝はやわらかく、
昼は活気に満ち、
夕方には少しだけ落ち着きを取り戻す。
時間帯によって表情を変えながら、
この場所は常に人を受け入れている。
階段上から臨むサンセットもまたピンチョの丘同様に絶景だ。
スペイン広場は、目的地ではなく、
“間(あいだ)”の場所だ。
移動の途中に立ち寄り、
少しだけ座って、また歩き出す。
その繰り返しの中に、
ローマらしさが自然と滲み出てくる。
Piazza di Spagna。
都市の中心でありながら、最も自由な場所。
